キャップ付きながらに実践派。センスヨーヨーへの「ログイン」にも
最近推しのメーカーとなったセンスヨーヨーの新作という事で、今作はキャップ付きのヨーヨー。簡素ながらレビューを。 キャップ付きヨーヨーというと、個人的には趣味向け、もしくはフィーリング重視のヨーヨーと考えてしまう。フリーハンドのようにキャップがトレードマークのヨーヨーもあれば、TP、シュトパンの一部のヨーヨーの様に後付けできる機種もある。中には勿論ガチガチに競技向けやシグネチャーモデルもあるが、恐らく少数だろう。自分としては、そこまで高性能なイメージは無い。そんな中で今作のログイン、発売する際に様々なコラボ前提で売るという強気な姿勢で来たわけだが、城戸さんや岡田さん、幾人かのプレイヤー(練習会に来ていた人達)を虜にした性能は本物だった。 まずスペックだが、少々重めの67g弱なのを考えても昨今の幅広ヨーヨーの数値として突出したものは無い。それでも非シグネチャーモデルで幅47mmはかなり広め。リムにはバイスタイル加工でボディとは色の違う線が入っている。僅かに一般モノメタルより値段は上がるが、ワンポイントかつ高級感も出て見た目にも嬉しい。ステップストレートだが角は丸く、持った感覚はとてもまろやか。キャップはプラ製でしっかりはまっておりガタつきは無し。一見すると外せなさそうだが岡田さんの話では外せるらしい。恐らくフリーハンド等と同じだと思うが、細かくは聞かなかったので知りたい人は掲示板なりお店に行って聞くべし。ただし自己責任なうえにメーカー非推奨なのでオススメはしない。 振り心地は「不可思議だけど使える面白い機種」というのが素直な感想。感覚的に近いのはファクトリーのアビスかも?少々ベクトルが違うかもしれないが。パワーはあるのにそれを感じさせない。キャップ付きの影響か中心付近の「フワフワ感」が独特。ストリングに乗せる際にも非常に柔らかで、全体的に柔和な感じが特徴。リムはそこまで厚くは見えないが、スリープの伸びはリムに反して中々に伸びる。パワーの感じなさも相まって操作中に回転が弱まってるか・・・?と思って戻してみると思った以上にパワーが残っていることに驚く。少々重めだが重いという感覚は全然なく、操作性も良好。練習会の日に岡田さんがサンプルを振れせてくれたのだが、とある人は振って一発でハマっていたので刺さる人にはとことん刺さる機種であろう。 キャップ付き、バイスタイル、更には摩訶不思議なフィーリング。それでもしっかり使える性能なのはコラボアイテムで複数買っても腐らないので嬉しい所。値段は僅かに高めだが、性能も見た目にも十分なのでむしろこの値段は安価とさえ言えるかも。このログインを機にセンスヨーヨーに「ログイン」してみるのもアリ。気になったら是非手に取ってみてほしい所。