気負わず振れる、日常に溶け込むヨーヨー
今や中国メーカーと言えどその精度・クオリティは非常に高まってきている。「安かろう悪かろう」ではなく「安くて使い勝手がいい」「安いのに使いやすい」という機種が増えてきた。このマーシー4もそういった機種だ。振った感想はまさしく商品説明文のまま。軽くて動かしやすく、クセもバイメタルでは少な目。幅も広めで乗せやすく、ステップストレート形状で鋭いフィーリングが動かしていて気持ちいい。ただ、それだけなら「使いやすいバイメタルヨーヨー」で終わっていたが、このマーシー4は違った。復帰して一年、推しのメーカーやお気に入りのヨーヨーも出来てヨーヨーの数も増えた。バイメタルモデルも増えたが、どれも袋に入れて眠っていることが殆ど。というのもやはり「高級品だから傷つけたくない」「大事にしたい」という思いが心の奥底にあるからだろう。だからバイメタルヨーヨーはたいてい、出して、振って、しまっての繰り返しになってしまっている。そんな中、このマーシー4は常に机の上にある。復帰第一号にしてモノメタルのメインであるサイバークラッシュと並び、常に手に届く場所に置かれている。使い心地が気に入っているというのもあるが、それ以上にいい意味で「ハイエンドモデルらしからぬ雰囲気」があると自分は思っている。バイメタルモデルで8000円。それこそモノメタルのハイエンドモデルと並ぶかそれよりも安価な値段。そして購入意欲の一つでもあったロゴデザイン。競技ヨーヨーらしからぬかわいい女の子のデザインはそうそう見ないだろう。元々エースヨーはデザインにも力を入れており、他のモデルでもこういったデザインを多く起用している(某所ではマーシーガールズと呼ばれているようだ)仕事が終わって何気なく振る時、家でトリックの練習に、ふらりと外出する時に、いつもはサイバークラッシュだったが最近はマーシー4の出番も増えた。恐らく当分はこの位置に鎮座し続けるだろう。お手軽なバイメタルヨーヨー。そんな選択肢の一つにこのマーシー4はいかがだろうか?