現代のジャムヨー(いい意味で)
ようやく製品版のセカンドロットが発売されたので満を持して購入。軽くレビュー。 プラスチックフルヴィアの金リム版で、リムもステンレスではなくアルミ製となっており、メーカー側も意図的にジャムヨーに寄せて製作している。革新的なメーカーではあったがそれ以上に様々な逸話が残されており、良くも悪くも今なお根強い人気を誇るメーカーだ。さて性能だが、プラスチック版に比べると金リムになっての調整が入って重量が2g軽量化、直径が約1.5mm小さくなった。小さくなったが元がオーバーサイズだったのでこれでも大き目の部類に入る。プラ版は大きくも柔らかく、優しい使い心地が特徴だったのに対し、こちらはサイズダウンと金リム化による加速性がウリの機種となった。スリープの伸びは互角~微増くらい(体感)で使い心地も似ているが、使い込むと違いが分かってくる・・・かも。金リム化によって重量バランスもリム寄りになり、振っていてリムの存在感が大きくなった。またリムにブラストが施されており、触り心地はプラ版以上。ポリカボディもサラサラで、クリーム色も相まって数ある金リム機種でも非常に柔らかい印象を受ける。ただジャムヨーリスペクトらしく(?)少々問題もあり、精度はいままでのプラヨーに比べると少々劣る。これはまだかわいいもので、下手にベアリング交換等の為に分解したりするとブレが酷くなる・・・という。特にベアリング交換は自己責任で、とのこと(三居さん談)。ベアリング不調等は仕方ないが、出来る限り分解はさけたいところ。自分は一回バラして組み直したがブレは変わらなかったので多分大丈夫なやつだろう。リワインドでヨーヨーを購入して3年、買ってその場で三居さんに「開けて振ってみてほしい」と頼まれたのは初めてですよ・・・。まあいくらなんでも遊ぶのに支障が出るような程のブレはまず無いだろうからそのあたりは安心していい筈。なんだかんだあるが、基本的に良作なので、金リム、特にアルミリムを探している人には一応オススメ。自分はジャムヨーを全く知らないし振ったことも無いので当時のフィーリングは知らないが、当時を知る人ならそのフィーリングを求めて購入するのも一興。