老舗の安心感
久々のダンカン新作はグラスホッパーのアップデート。前作自体が十分良作だったので今回も不安なく購入。軽くレビュー。 アップデート内容は中央部の軽量化と幅の縮小。約0.8mm幅が狭くなった以外にそこまで大きな変化は見られないが、中央部の軽量化は前作と並べて比較するとしっかりと削られている。公差ガバガバのプラノギスで測ると約1mmサイドフェイスが深くなっている。幅は狭くなって近年では珍しい44mmを下回っており、前作も45mmは無いので決して幅広という訳では無いが、発売年が2019年なので時代を考えると十分幅広の部類。 振り心地はやはりというか、前作と殆ど変わりはない。恐らく、体感だが、ほんのりスリープの伸びが良くなったかな…?と思えるくらいの違い。非常に小さい誤差だと思うが、いい意味で小さい誤差だと思う。前作ユーザーからすれば乗り換わりが容易だし、変にいじられて前作の良さを消してしまう事もない。小さいとはいえ確実にアップデートしている筈なので、前作から乗り換わりの人も初見の人も安心して手が出せるのは大きい。世界チャンプのシグネチャーモデルというのも大きい。最近では中々見ない幅狭のバイメタルではあるものの、変な癖も無くスリープの伸びも素晴らしいので使うスタイルを選ばない。65gとバイメタルではやや重めではあるが使い心地は至って柔らかく動かしやすい。商品説明よろしく、スピードプレイ、カジュアルプレイ、本番、練習どのシーンでも使える万能性は魅力。値段は前作がおかしかったのもあるが、12000円は値上がりとはいえ他のヨーヨーと比べると相対的に安価なので手が出しやすいのも利点。ダンカン推しや何か使いやすいバイメタルを探している人は手に取ってみるのをオススメする。