かわいくて、たよりになる
フリーハンド2から始まった新しいラインのフリーハンドが マイナーチェンジを繰り返した末にたどり着いた最新型です。 これまでのフリーハンドシリーズと異なる点は以下の通り。 (フリーハンド3から採用された点もあります) ・スペーサー交換によるギャップ調整 ・ボディ素材の変更 ・重量増加、ラバーリングウエイト廃止(装着用の内部構造はそのまま) ・レスポンスにレセスを採用 ギャップ調整機能、素材変更、重量の見直し、ラバーウエイトの廃止によって 本体の剛性向上とブレの軽減が図られよりしっかりと回るプラスチックヨーヨーへ進化しました。 振った感覚も、以前のモデルにあった「ふんわり感」が消え、 直感的なスローとムーブが可能になっています。 最大ギャップにしても投げ出し角が極端に偏らないバランスは素晴らしいの一言。 サイズAの欠点とされがちな「すべりの悪さ」もレセス機構により解消されています。 ステッカーをシリコンステッカーに変更するとさらに現代的なバインド感覚が得られます。 有効幅は本体幅に対して7割ほど。 「見た目よりも狭い」といった印象です。 幅の広いヨーヨーが多い現在においてこの有効幅率はデメリットととられがちですが、 私は逆に「体格の割りに細かいところに入れやすい」メリットがあると考えています。 実際ストリングの間を通すようなトリックが行いやすいと思います。 有効幅の外側が丸く成型されているため、隙間を通す際にヨーヨーと ストリングが触れてしまっても大きな抵抗無くそのまま通り抜けてくれるのが嬉しい。 カウンターウエイトを行う際の「握りやすさ」も魅力のひとつです。 カウンターウエイト初心者の内は投げ出しとキャッチがなかなか上手くいかないものですが フリーハンドはそのどちらも他のヨーヨーよりやりやすいように思います。 価格帯が上のヨーヨーと比べたら性能的に劣る面も多くありますが ダンカンプラとして、サイズA搭載ヨーヨーとして、とても良いヨーヨーだと思います。 1A、3A、5A・・・どのスタイルの入門機としてもオススメです。 最後に私のセッティングをご紹介します。ご参考まで。 スペーサー:最大ギャップ用 ベアリング:センタートラックベアリング レスポンス:片面シリコンステッカー、片面ステッカーなし ストリング:Kittyストリングスリム