初心者注意! 中上級者は腕を磨け! 限定版の発売が楽しみなヨーヨー。
側面が平べったく、絵を描くところが大きい。つまり、限定版が出たらでかでかとイラストが描かれるということ。回転力ばかり重視されてサイドキャップのないヨーヨーが一般的になった昨今、アートワークスペースが広く取られたモデルは要注目です。実際、ベースキャンプ版はここに木の板がはめ込まれており、よい雰囲気を出しています。お値段はメタルヨーヨーとしては破格ですが、初心者が値段につられて買うのはおすすめしません。これはヨーヨーに「ローエッジ」という仕組みが登場する前の雰囲気を再現したヨーヨーなので、それを承知の上で、遊ぶ用かローエッジに頼らないための修行用、傾き調整の練習用として買いましょう。アートスペースを広く取った結果としてハイウォールとなっており、レールトリックを連続でやると傾きやすくなってきます。ごくわずか中央部を盛り上げてエッジ自体は低くしてありますが、基本的には傾きやすさも含めて楽しむものです。プロファイルはステップストレート。今見るとなんのへんてつもないように見えますが、旧型「カリフォルニア」が「FAST401」シリーズのプロファイルを模していたことを考えると、こちらはさしずめ「FAST401 PPK」を彷彿とさせます。「バインド・引き戻し両対応」とありますが、軸をそのままに薄ベアにしようとすると隙間が空いてしまうのでおすすめしません。引き戻し対応版の販売が望まれます。なお、ヨーヨーファクトリーはアリゾナ州にあります。